玉串とは？

玉串とは？

玉串とは？

玉串とは、神前に供えられる幣串のことです。幣串とは、麻や木綿などの繊維を垂らした棒のことです。玉串には、神に捧げる供物という意味があります。玉串は、神道において重要な儀式である「献饌（けんせん）」で使われます。献饌とは、神前に供物を捧げる儀式のことです。玉串は、神前に供えられる供物の中で最も重要なものです。玉串は、神に捧げる供物であるため、神前に供える際には、丁寧に取り扱うことが大切です。玉串は、神前に供えた後は、神職によって焼却されます。玉串を焼却することで、神に捧げた供物は、神のもとに届くと考えられています。

玉串の由来

玉串の由来は古く、縄文時代にはすでに存在していたとされています。その当時は、神々に捧げる供物として、木や石、動物などが使われていました。これが時代とともに変化し、平安時代には、榊（さかき）の木に幣帛（へいはく）と呼ばれる紙垂（しで）を取り付けたものが玉串として使われるようになりました。榊は、常緑樹であり、生命力が強く、神聖なものとされていました。幣帛は、神々に捧げる祈りの言葉が書かれた紙で、神とのコミュニケーションツールとして使われていました。

玉串の種類

玉串とは、神道において神に捧げる供物のことです。通常、木製の串に紙垂（しで）と麻（あさ）を巻きつけ、その上に神饌（しんせん）を載せて供えます。玉串の種類には、大きく分けて2つあります。

1つ目は、切玉串（きりたまぐし）です。 切玉串は、木製の串に紙垂と麻を巻きつけただけのシンプルなものです。神事の際に、神職が神前に供えることが多いです。

2つ目は、幣帛（へいはく）です。 幣帛は、切玉串に神饌を載せたものです。神饌には、米、酒、魚、野菜、果物など、さまざまなものが供えられます。幣帛は、神事の際に、一般の参拝者が神前に供えることが多いです。

玉串の奉奠と奉納

玉串の奉奠と奉納

玉串は、神様に捧げるものですが、玉串を奉納する際には、「奉奠」と「奉納」という2つの方法があります。奉奠とは、神前に供えることをいい、奉納とは、神前に供えたものをそのまま残すことをいいます。奉奠は、神様への感謝や祈願を表すものであり、奉納は、神様への奉仕を表すものです。

奉奠は、神前に玉串を供える際、神職が玉串を拝礼してから神前に供えます。奉納は、神前に玉串を供える際、神職が玉串を拝礼してから、そのまま神前に残します。奉奠と奉納は、どちらも神様への敬意を表すものであり、神様への感謝や祈願を表すものです。

玉串を奉奠または奉納する際には、玉串を正しく扱うことが大切です。玉串は、神聖なものなので、汚したり、傷つけたりしないように注意が必要です。玉串を奉奠または奉納する際には、玉串を丁寧に扱い、神様への敬意を表しましょう。

玉串の処分方法

玉串の処分方法について説明します。神社でのお参りの際に、神前に捧げる玉串。玉串とは、榊（さかき）の枝に紙垂（しで）をつけたもので、神様への感謝の気持ちや願いを込めるものです。

お参りが終わると、玉串は神職の方が回収してくれます。玉串は、神聖なものなので、そのまま持ち帰ったり、ゴミ箱に捨てたりすることはできません。玉串は、神社の決まった場所に納められ、感謝の気持ちや願いを神様に伝えます。

玉串の納め方は、神社によって異なります。玉串を納める場所が設けられている神社では、その場所に納めます。玉串を納める場所がない神社では、神職の方に渡します。

玉串を処分する際には、感謝の気持ちと願いを込めて、丁寧に行いましょう。