迎え火の意味と由来~何を準備してどう焚く?~

葬儀について知りたい
先生、葬儀や法要の用語で「迎え火」について教えてください。

葬儀と法要の研究家
迎え火とは、お盆に祖先の霊が自宅へと戻る際に、道に迷わないようにするために焚かれる火のことです。

葬儀について知りたい
なるほど、迎え火は祖先の霊を迎えるための火なんですね。

葬儀と法要の研究家
その通りです。迎え火は、お盆の期間中に毎日焚かれることが多いです。
迎え火とは。
迎え火とは、お盆のときに先祖の霊が自宅に帰る際に、道に迷わないようにするために焚く火のことです。オガラ(麻の芯の部分)などに火をつけて焚きます。また、迎え火のかわりに提灯を掲げるなどの風習がある地域もあります。
迎え火の由来

迎え火の由来は、古代中国の習慣に由来しています。古代中国では、死者の霊は火によって浄化されると信じられていました。そのため、死者の霊を家に迎え入れるために、家の前に火を焚いていました。これが、迎え火の起源といわれています。
日本では、迎え火の習慣は奈良時代頃に伝わりました。平安時代になると、迎え火は貴族や武士の間で盛んに行われるようになりました。江戸時代になると、迎え火は庶民の間にも広まりました。
迎え火は、死者の霊を家に迎え入れるための儀式です。死者の霊は、あの世から帰ってくると、家の前に焚かれた火を目印にして、家に帰ってくるといわれています。そのため、迎え火は、死者の霊を無事に家に導くための大切な儀式なのです。
迎え火の時期

迎え火の時期については、地域や宗派によって若干の違いがありますが、一般的には「旧暦の8月13日」とされています。これは、旧暦の8月15日が「十五夜」であり、その前夜にあたるためです。十五夜は、お月見をすることで知られていますが、同時に「月遅れのお盆」とも呼ばれており、亡くなった人を迎える日とされています。そのため、迎え火は十五夜の前夜である旧暦の8月13日に行われるようになったのです。ただし、地域によっては旧暦の7月13日や14日に迎え火を焚くところもあります。
迎え火の準備

迎え火の準備
迎え火を焚く前には、まず準備が必要です。準備するものは、以下の通りです。
* わらわらで作った「わら人形」を焚きます。
* お盆提灯お盆期間中に故人の霊を祀るために飾る提灯です。
* ろうそく迎え火に火を灯すために使います。
* マッチまたはライター迎え火に火を点けるために使います。
* 線香故人の霊を祀るために線香をあげます。
* 花故人の霊を祀るために花を供えます。
* 食べ物故人の霊を祀るために食べ物を供えます。
準備ができたら、次は迎え火を焚きます。迎え火を焚く場所は、家の中から見える場所を選びましょう。迎え火は、東の方角に向かって焚きます。これは、東の方角がご先祖様のいる場所とされているからです。迎え火を焚くと、故人の霊がその火を目印に家に戻ってくると言われています。
迎え火の焚き方

迎え火の焚き方
迎え火の焚き方は、地域によって異なりますが、一般的な焚き方を説明します。 まず、迎え火を焚く場所を決めます。玄関先や門の外など、家の外で目立つ場所を選びます。 次に、焚き火台やコンロを用意します。焚き火台がない場合は、レンガや石を組み合わせて火床を作っても良いでしょう。 焚き火台やコンロの上に、おがらやわら、枯れ枝、木炭などの燃料を置きます。 燃料は、湿っていないものを使用します。
燃料を置いたら、火をつけます。 マッチやライターで火をつけ、燃料全体に火が回るようにします。 火がついたら、燃料を足しながら火を維持します。 迎え火の火は、消えないように注意しましょう。
迎え火を焚いている間は、故人を偲んで手を合わせます。 故人の冥福を祈り、家族の幸せをお願いします。 迎え火の火が消えたら、火を消し、灰を片付けます。 灰は、庭に撒いたり、川や海に流したりします。
