地蔵墓の知識

葬儀について知りたい
先生、葬儀や法要の用語で「地蔵墓」というものがあるそうですが、どういうものですか?

葬儀と法要の研究家
地蔵墓とは、お地蔵様(地蔵菩薩)を祀る墓のことです。地蔵菩薩は、子供や水子の供養として墓域に建立されることが多いです。

葬儀について知りたい
なぜ、お地蔵様そのままでは、戒名(法名)、俗名などの彫刻を掘ることができないのでしょうか?

葬儀と法要の研究家
お地蔵様は、仏像であり、戒名や俗名を彫ることはできないとされています。そのため、お地蔵様の後ろに墓石を付けて、その墓石に戒名や俗名を彫る形式となっています。
地蔵墓とは。
地蔵墓とは、幼い子や水子の供養のために墓地に建立されるお墓の一種です。お地蔵様はそのままでは戒名(法名)、俗名などの彫刻を掘ることができないため、お地蔵様の後ろに墓石を付けた形式のお墓になっています。墓石をつけない場合は、お地蔵様の背後が船の形をした舟形地蔵や、丸彫りのお地蔵様、姿のお地蔵様などを墓地に置き、供養します。
地蔵墓とは?

地蔵墓とは、地蔵菩薩を祀る墓石のことです。地蔵菩薩は、六道の中の一つである地獄に堕ちた衆生を救うために、常に地獄に留まり、衆生が悟りを開くまで救済を続ける菩薩です。そのため、地蔵菩薩は「六道地蔵」とも呼ばれます。
地蔵墓は、主に子供を亡くした親が、その子供の冥福を祈り、供養するために建立することが多いです。地蔵菩薩は、子供の守護神とされており、子供を地獄から救い、極楽浄土に導いてくれると信じられています。また、地蔵菩薩は、安産祈願や子宝祈願にもご利益があるとされています。
地蔵墓は、一般的に、寺院の境内や墓地に建立されます。地蔵墓には、地蔵菩薩の像が刻まれており、その像の前には香炉や花瓶などが置かれています。また、地蔵墓には、子供の名前や命日、没年齢などが刻まれていることが多いです。
地蔵墓の歴史

地蔵墓の歴史は、古代インドにまで遡ることができます。地蔵は、もともとインドの神々の一柱で、大地と豊穣を司る神とされていました。その後、仏教に取り込まれ、地蔵菩薩として信仰されるようになりました。地蔵菩薩は、死者を地獄から救い出す功徳があるとされ、多くの人々に信仰されました。
日本では、地蔵菩薩は平安時代頃から信仰されるようになりました。地蔵菩薩を祀る地蔵尊は、全国各地に建立され、人々の信仰を集めました。鎌倉時代になると、地蔵菩薩を祀る地蔵堂が盛んに造られるようになりました。地蔵堂は、主に寺院の境内に建立され、多くの人々が参拝しました。
室町時代には、地蔵菩薩を祀る地蔵墓が造られるようになりました。地蔵墓は、地蔵菩薩を祀った墓石で、墓石には地蔵菩薩の像が彫られていました。地蔵墓は、主に子供や若くして亡くなった人の墓として造られました。江戸時代になると、地蔵墓は庶民の間にも広がり、多くの人々が地蔵墓を建立しました。
明治時代以降、地蔵墓は次第に廃れていきました。これは、仏教離れが進んだことや、墓地が都市部から郊外に移転したことが原因と考えられます。しかし、近年では、地蔵墓を復活させようという動きが高まっています。これは、地蔵菩薩信仰が見直されていることや、子供や若くして亡くなった人の墓を求める人が増えていることが原因と考えられます。
地蔵墓の建立

-# 地蔵墓の建立 供養の意味合いを込めて造られる墓の一種である地蔵墓は、亡くなった方のご冥福を祈るために建立されることが多いです。しかしながら、亡くなった方に供えるだけではなく、地域を守ったり、所願を叶えたりする目的で建立する場合もあります。例えば、地元の住民が集まって建立する地蔵墓の場合は、その地域の安全を祈願したり、五穀豊穣や大漁祈願をする意味合いが込められていることもあります。また、私有地内に建立する場合もあります。誰のための供養なのか、どのような目的で建立するのかなど、建立する前に決めておくことが大切です。
なお、地蔵墓の建立には法律的な決まりはありません。しかしながら、公共の場所に建立する場合には、自治体の許可が必要になることもあります。地域によっては、自治体が定めたルールや、地元の住民が定めた決まりに従って建立する必要がある場合もあります。また、地蔵墓の建立後は、定期的に清掃や供養を行うことが大切です。亡くなった方のご冥福を祈り、地域を守り続けるためにも、適切に管理することが求められます。
地蔵墓のメリットとデメリット

地蔵墓のメリットとデメリット
地蔵墓は、お墓の四隅に地蔵菩薩を祀る独特の造りの墓です。18世紀後半頃にその原型が考案され、その後、浄土真宗の信者を中心に普及しました。
地蔵墓のメリットとしては、地蔵菩薩が亡くなられた方の冥福を祈り、供養してくれると信じられていることです。また、地蔵菩薩は六道輪廻思想に基づく六地蔵の一つであり、六つの世界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)を巡り、人々を救済するとされています。そのため、地蔵墓は、亡くなった方の成仏を願うのに適した墓と考えられています。
反面、地蔵墓は他の墓よりもスペースを必要とするため、墓地によっては、建てることができない場合があります。また、地蔵墓は他の墓よりも高額になる傾向にあります。
地蔵墓の供養方法

-地蔵墓の供養方法-
地蔵菩薩は、人々の苦しみを救うとされる菩薩であり、地蔵墓は、地蔵菩薩を祀るために建てられた墓石です。地蔵墓は、亡くなった人の冥福を祈り、供養するためのもので、その供養方法には、さまざまなものがあります。
地蔵墓の供養方法として最も基本的なものは、毎日、水をかけて花を供えることです。また、線香やお供え物をしたり、読経をしたりすることも供養の方法として挙げられます。
その他にも、地蔵墓の供養方法として、地蔵盆に参加したり、地蔵講を結成したりすることもあります。地蔵盆とは、地蔵菩薩の縁日である7月24日に行われる法要であり、多くの人が参加して盛大に執り行われます。地蔵講とは、地蔵菩薩を祀るために組織された講のことです。地蔵講は、定期的に集まって読経をしたり、法要を行ったりすることで、地蔵菩薩の供養を行います。
地蔵墓の供養方法は、地域や宗派によって異なることもあります。しかし、いずれの供養方法も、亡くなった人の冥福を祈り、供養するために行われるものです。
